最近よく聞くようになった”限界マンション”という言葉。
これは分譲マンション(区分所有マンション)の行く末のことを言います。
新築後、間もないマンションなど老朽化が進んでいないマンションは、
ほとんど気にもされず、将来のことなど誰もが深く考えていないと思います。
けれど、どれだけ修繕をしても建物には耐久性の限界が必ず来ます。
そうなった場合、建て替えか、解体し土地を売却するという2つの選択になります。
(これは、普通の土地付き住宅も同じことですが、ここで問題なのは、分譲マンションには複数人、区分所有していて、単独では動けないということです。)
選択肢の一つ、建替えは、当然莫大な費用が掛かり、また区分所有者全員の一致という
大きなハードルがありますので、不可能に近いと思います。
もう一つの選択肢は、解体し土地を売却するということですが、こちらも同様に、
費用の問題や、区分所有者全員の一致というのは、簡単ではありませんね。
よっぽど駅近や、地価上昇が見込める地域は、分譲マンション事業者に協力を求め、
建て替えという可能性は残されていますが、ここで問題になるのが、やはり
区分所有者の高齢化や、賃貸化(空室化)によって、次の行動に消極的な所有者も
混在し、全員一致というのが、大変難しくなります。
何が言いたいかお分かりだと思いますが、分譲マンションを購入検討する際は、
将来の事、お子さんに残す資産として、間違いない不動産なのかを見極めてほしいということです。
車のように、値下がりしにくい物を買い、計画的に早期売却するのも得策ですが、
住まいは、そうは行きませんよね。
お金持ちの方で、道楽やセカンドハウス的に購入するなら別ですが、
一般的に家は、一生に一度の買い物ですからね。
これがマンションの行く末。つまり限界マンションです。
そんなことを言っている私も、いつかはタワーマンションに住みたいと思っているのですが(笑)
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